資産管理について

資産管理とは?

言うまでもなく、自己資産の掌握と運用、キャッシュフローのコントロールですね。

不動産や金融資産をはじめとして、自動車や電化製品に至るまで、所有しているもの全てが資産です。
また、住宅ローンやクレジットカードの残高などの負債も資産になります。

その他にも、自分自身のリソース、時間、スキルなども資産になりますね。
さらに広げていけば、人脈、環境なども資産だと言えるでしょう。

これらを把握して、どのように運用していくかのコントロールが資産管理になります。

と言っても、全てについて考えるのは無理がありますから、ここでは金融資産について考えます。

金融資産の種類

現金や有価証券、貯蓄をはじめとして、借金などの負債を含めて、金融資産と言います。
負債が資産というのは、ちょっと納得しにくいところですが、あなたの信用をお金に変えていると考えればいいでしょう。

その中で、金融資産管理の主な目的は、お金の流れを把握し管理することです。
その基本的な手段は、銀行口座の管理ということになります。
その他の金融資産は、銀行口座を中心に入出金を行うことで展開することになります。

■現金
日本円だけではなく、外貨も含みます。
商品券やポイントなどは有価証券の一種ですが、使い方からすると現金に含めてもいいかもしれません。

■預金・貯金
普通預金や定期預金、郵便貯金など。
日本円だけではなく、外貨預金も含まれます。

■株式
投資している株式の購入時の価格ではなく、時価をとして計上します。
もちろん、外国株も含まれます。

■債券
社債や国債、地方債などです。外国債も含まれます。

■投資信託
こちらも株とほとんど同じですね。外国籍の投資信託も含まれます。
債券型の投資信託も入ります。
投資信託も有価証券です。

■保険
養老保険や年金保険、解約返戻金、満期金など貯蓄性のある物をさします。
掛捨ての保険は、資産とは考えません。
もし保険金を受け取るとしても、一時金として処理しましょう。

■外国為替
FXなどの外貨保有資産を言います。
もちろん時価として計上します。

■暗号資産
Bitcoinやイーサリアムなどの仮想資産も公的な法整備なども進みつつあり、投資の対象として認知されてきました。
しかしながら、まだ企画や技術が完全に固まっていないこともあり、価格も安定しない状況です。
逆に言えば、チャンスの宝庫とも言えます。

資産管理ソフトなど

資産管理といっても、基本的な考え方は「家計簿」をイメージするといいでしょう。

個人事業や起業を考えるなら、簿記ソフトなどで管理する方が税務申告などがやりやすいと思います。
給与所得者でも確定申告をするなら、簿記ソフトで管理する方が申告書類を作る際の手間が省けると思います。

老舗ソフトの弥生会計オンラインやMFクラウド確定申告やFreeeなどのクラウド会計サービスなどは、PC,Mac,Tabletなど使用するOSにに依存しないのでオススメです。

いずれも、金融機関のオンラインサービスと連携して入出金などを記録する機能があり、申告書類の作成やe-Taxにも対応しています。

債務管理ということ

借り入れのコントロールは、ビジネスを行う上でも、生活レベルを維持する上でも必須です。

たとえば、クレジットカードのリボ払いの金利を、普通預金の金利と比べてみましょう。
100倍以上の差があります。

お金を借りるなら、借りたお金が金利以上の利益を生み出さないと意味がありません。
あなたの借りているお金は、支払う金利以上の利益あるいは満足をあなたに与えていますか?

お金を借りるということは、”基本的”にはあなたの信用力を、期間限定でお金に変えているということです。
そして、その期間限定のお金を元手に得た”利益”から支払う”利息”を引いたものがあなたの実体資産になります。

借りたお金を消費するだけでは、支払う利息分の損失が発生するだけなのです。